【杜陵高・定時制】プログラミング出前授業 in 盛岡視覚支援学校(杜陵高校DX化戦略#10)
杜陵高校DX化戦略の第10弾です。
11月21日(水)。
盛岡視覚支援学校さんの中学部にお邪魔して、プログラミング出前授業をさせていただきました。「技術・家庭」の技術分野での授業です。
中学部の1・2年生の2人の生徒さんと一緒に授業です。
杜陵高校からは、4年次 中村くん、千葉くん、3年次の宮田くんが授業者です。
今回の授業に向けて、先週、中学部の授業を参観させていただき、どのような配慮が必要なのか、教科担任の先生からお話を伺いました。
どのようにプログラミングを楽しみながら、意図した動作ができるかをいろいろ考えて授業に臨みました。
1時間目は、イモムシ型ロボット「コードAピラー」を使っての授業です。
ロボットの腹の部分のダイヤルを回して、「前へ」「右へ」「左へ」「止まって音を出す」を組み合わせて動作を考えます。
最初は、どこを触れるとどういう動作があるのかをじっくり確認しました。
いよいよプログラミングした結果を試す番です。
ペットボトルの間を通過させるお題では、通過した時に音が出て成功したか分かるように、鈴を付けて教材を工夫しました。
生徒さんの集中力と繰り返しチャレンジする姿勢には脱帽です。
何度かチャレンジしましたが、2人とも大成功でした。
2時間目は、ボール型ロボット「Sphero mini」をiPadでコントロールしました。
iPadに目を近づけて、しっかりプログラミングの内容を確認しました。
また、教科担任の先生には、プログラムの内容を点字で理解できるように教材も準備していただきました。
最初は、正方形にボールを転がすことに挑戦しました。
最後は、五角形も完成させることができました。
授業を受けてくれた2人とも、コンピュータやゲームについて、高校生と対等、あるいはそれ以上に詳く、ハイレベルな会話をしていました。
とても楽しく授業に参加してくれました。
【中村くんの感想】
やはり視力が弱いという点が非常にネックで、難しい内容だったけど、2人とも見えにくい中でしっかり見て、心から楽しんでくれてよかったと思います。
【千葉くんの感想】
音を感じ取り、指先の感覚を使い一生懸命頑張っていて、気になることなどは積極的に聞き、チャレンジしている姿がとっても素敵でした。
どちらの生徒さんも協力し合いながら楽しめていてこちらも授業ができてとっても良かったなと思いました。
【宮田くんの感想】
どのくらい見えるのかなどを知る術がなかったので、授業を行う中で確かめ、それに合わせて授業を柔軟に再構成する事が出来、最終的に楽しく授業をする事ができて良かったです。
杜陵高生にとって、視野の広がった体験をさせていただきました。
盛岡視覚支援学校のみなさん、ありがとうございました。