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【杜陵高・定時制】もっと知りたい(盛岡視覚支援学校との交流)

3月6日(水)。
杜陵高校生徒会執行部新旧7名が盛岡視覚支援学校に集まりました。
2月22日(木)に行われた両校交流会(「スマホで動画写真撮影入門」と「フロアバレーボール体験」)について、盛岡タイムスさんから取材を受けるために、参加者全員が再び一堂に会すことになったのです。盛岡視覚支援学校からは3名の生徒さんが対応してくれました。杜陵高校からは、先日卒業した2名も参加してくれました。

盛岡タイムスの佐々木記者からは、2つの質問が全員に投げかけられました。

【質問①】 交流会をしてみての感想は?

(杜陵高校の生徒)
「よくボールが見えなかったの、と後から聞いてとてもびっくり!」
「視覚支援学校の人たちは見えている世界が違うのだろうけど、見ている写真は同じで、どう見えているのか興味がわきました」
「フロアバレーを同じ条件でできてとても楽しかったです。今度は、練習試合をしましょう!」

(盛岡視覚支援学校の生徒)
「視覚支援学校は生徒数が少ないので、交流できてよかったです」
「フロアバレーを教えるのが下手なので不安でしたが、みんな楽しそうでよかったです」
「両校の生徒が自然な絡みでお互いに写真を撮れたことが楽しかったです」
「視覚障害者でもできるスポーツにチャレンジしてくれて嬉しかったです」

【質問②】 今後、一緒に行ってみたいことは?

(盛岡視覚支援学校の生徒)
「点字や白杖にも触れてみてほしいです」
「目隠しして、外を歩いてみるのはどうでしょうか。音を大切にしている私たちのことがわかると思います」
「目が見えないといっても一人ひとり違います。例えば、拡大鏡を使ったり・・・、それぞれ違う道具を使っていますよ」
「杜陵高校のことがもっと知りたいです。いつか学校に行ってみたいです」

(杜陵高校の生徒)
「私は将来、視覚支援学校や聴覚支援学校の先生になりたいです」
「目が見えない人たちの立場に立って1日生活してみたいです」
「杜陵は来年度創立百周年なので、それをきっかけにもっと交流していきたいです」
「盛岡のどこが歩きやすいのかを教えてもらえれば、通り道を塞いだりする人もいなくなるのでは。情報があれば役に立ちます」
「芸術、例えば陶芸を一緒にやってみてはどうでしょうか」

等々、先生たちでは気付かない視点や思いが自然な雰囲気の中、次々に語られました。
取材後は、いつの間にか両校生徒の輪ができ、会話が弾みました

視覚支援学校の生徒さんが点字や拡大文字のテキストを紹介し、杜陵高校の生徒が次々と質問を投げかけていました。
異なる環境にあるとは言え、そこは同じ高校生。
何のシナリオが無くとも自然に交わり、短い時間でしたがとても温かで心地よい言葉のキャッチボールがくりひろげられました。

来年度は、視覚支援学校のみなさんに杜陵高校を訪れていただき、いっしょに何かに取り組みましょう!
そして、行事の後は、とりょんカフェでおいしいコーヒーを飲みながらしばし語り合いましょう!

本日はありがとうございました!再会を楽しみにしています!