【杜陵高・定時制】被災地にて魂の授業(2年次・総合的な探究の時間・沿岸被災地見学)
7月12日(金)。
本校定時制2年次は「いわて復興教育スクール」事業として沿岸被災地を見学に行きました。
三陸鉄道北リアス線に乗車
学校からバスにて移動、宮古駅にて特別仕様の電車に乗車しました。
出発時、駅員の方々から大漁旗と笑顔の見送りを受けました。
鵜住居駅までの車中で、震災ガイドの菊池のどかさんより震災体験のお話をしていただきました。
菊池さんは、震災当時は釜石東中学校在籍中でした。
笑顔で淡々と話すのですが、当時の様子が非常にリアルに感じられました。
鵜住居未来館を訪問
ここに菊池さんが震災当時、実際に避難したルートが記されています。
この場で菊池さんが語ってくださった数分間に「いわての復興教育プログラム」に掲げられている「いきる」「かかわる」「そなえる」が凝縮されており、文字通り「魂の授業」を受けることができました。
気が付くと涙を流す生徒もいたほどです。
大槌高校を訪問
大槌高校では「復興研究会」のみなさんの歓迎を受けました。
震災当時、大槌高校が担った地域支援活動やその後の取り組みを生徒は姿勢を正して聞き入りました。
大槌高校のみなさんありがとうございました。
被災地見学に行く前と後を比較すると、生徒は確かな学びを体得した感があります。
今月19日には、釜石高校の生徒会のみなさんに杜陵高校へ来ていただき、防災出前授業をしていただく予定になっています。
防災は、他人事ではなく、自分事として考えていかなくてはなりません。今回、自分の目で見て、耳で聞いたことで、自分たちの心が大きく動いたようです。この気持ちが、一過性のものではなく、継続していけるものになうことを期待しましょう。