2月13日（火）。
６校時「公共」の授業が、チャイムと共に終了しました。
杜陵高校定時制地歴公民科教諭小笠原健一郎先生の最後の授業。この３月でご退職です。

授業終了直後、
ある生徒が「ちょっと待って！健一郎先生！」と、教室の隅に隠しておいた花束を手に取り、先生の前へ歩み寄りました。

その横で、
生徒の代表が「御礼の言葉を言わせてください。今まで本当にありがとうございました！」と述べた後、
「先生！単位くださいね！卒業させてください！」と笑いを誘い、「来年も健一郎先生だと思ったから政治経済をとったのに！」と不満も漏らしました。

「先生、何年先生をしてるんですか？」、「へぇー、40年！」と矢継ぎ早に質問攻め。
日頃から生徒に親しまれている、厳しくも深い愛情で生徒に接する健一郎先生が、いかに生徒から信頼されているかが想像できるシーンの連続でした。

健一郎先生は、「ありがとう！驚きましたよ。本当にありがとう！」と何度も感謝しながら、最後に生徒のみんなと記念写真におさまりました。
健一郎先生、岩手県の高校教育に長年にわたりご尽力され、生徒に愛され続けた教員生活、お疲れさまでした！