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【杜陵高・通信制】今、悩みを抱えている人に伝えたい!(東北・北海道地区通信制生徒生活体験発表大会)

9月27日(金)。
青森県弘前市・弘前市民文化交流館「ヒロロ」にて、『令和6年度 東北・北海道地区高等学校通信制生徒生活体験発表大会』が開催されました。
この大会は、これまでの「自分を振り返り」、「今、何を学び」、「自分は何を目指す」のかを7分間で発表する場です。
東北・北海道地区の通信制高校の代表15名が参加しました。

杜陵高校からは、
本校・通信制 松橋さん奥州校・通信制 小山さんがこの舞台に立ちました。

発表番号9番の小山さんは、『成長』と題して発表しました。

(概要)
高校では楽しく学校に通いたいという気持ちで、全日制高校へ入学したものの、周囲に置いて行かれるような感覚と生活環境からくるストレスが重なり、学校に行けなくなり、自分を責め続けた経験をした。
そんな日々が半年以上続く中、学校に行きたいという思いを捨てきれず、通信制高校への転学を決断しました。
今、この決断に間違いがなかったと思う。
通信制高校へ入学してからは、日曜日のスクーリングで負担なく続けることができた。
ボランティア活動や交流会、生徒会への活動を通じて、人のために役立てることに嬉しい気持ちになった。
また、アルバイトを通して、言葉遣いやコミュニケーション能力が、将来社会に出た時に必ず役立つものと感じた。
さまざまな経験を通じて、過去の出来事を受入れ、前向きに生きていこうとする思いが強くなっていることに気づいた。
これは、数年前の自分からは想像できないほどの変化であり、大きな成長を遂げた証である。
もし過去の自分に会いに行けるのなら、「これから楽しいことがたくさん待っているよ。必ず明るい未来がやってくるから大丈夫」と伝えたい。
悩みを抱えている人がいたら、たとえ今が不安でいっぱいでも、これから先、たくさんの出会いや自分を変えるきっかけが訪れることを信じて欲しいと伝えたい。
そして私は、通信制高校がそのきっかけの一つとなる可能性を信じて、通信制の魅力を広め、多くの人に伝えていきたいと思う。


発表番号12番の松橋さんは、『塵も積もれば山となる』と題して発表しました。

(概要)
中学校での3年間は、私にとって辛い時期であった。
毎朝忙しい母に、学校へ休みの連絡を入れてもらう罪悪感。そこから私の一日が始まった。
私の心は、外へ向かうエネルギーが空っぽ。そんな自分を毎日責めることしかできなかった。
杜陵高校通信制では、自分のペースで学ぶことができるという柔軟な学習スタイルが用意されている。
最初は戸惑うこともありましたが、次第にこの環境が自分に合っていること感じるようになった。
中学校まではあんなに嫌いだった学校が、今では通うことができている。
片道3時間の長距離通学である。それでも、設定された出校日には必ず登校し、単位を積み重ねている。
前より、人と交流することで、笑顔が増えている。心にゆとりができたことで、自分自身の存在価値について考えることができるようになった。
卒業後の「将来の進路」については、教育現場を支えながら、過去の私のような子どもたちであっても、自信を持って成長できるように、サポートしていきたい。
この目標を実現するため、自らの糧になるように、「少しずつ」、「確実に」できることを増やしていきたい。
周りから見れば、ほんの些細なことでも少しづつ達成していきたいと思う。
行動していれば、きっと報われ大きな成果につながると信じて、今日も前向きに生きていこうと思う。

つまづきがありながらも、自分と向き合い、これからの自分の進むべき道を定め、そのために何を努力していくのか、力強く発表してくれました。
二人の発表はかなり練習してきた成果がしっかりと出ていました。発表の最中、ほとんど原稿を見ず、聴衆に視線を合わせ、自分の想いを伝えてくれました。  ❛
少しでも同じような悩みを抱えて人に勇気を与えたいという思いが伝わった発表でした。

小山さんは第2位松橋さんは優秀賞をいただきました。

小山さん、松橋さん、素敵な発表ありがとうございました。