見出し画像

【杜陵高・定時制】葛巻町立五日市小学校 12名のプログラ授業(杜陵高校DX化戦略#05)

8月27日(火)。
杜陵高校DX化戦略 第5弾です。


葛巻町立五日市小学校にお邪魔して、5・6年生にプログラミング授業をしてきました。
「杜陵高校DX化戦略」でたびたび登場している、3年次宮田くん、4年次中村くん、4年次千葉くんが先生です。

先週の模擬授業を経ての本番ですが、
どんな子どもたちがいるのか」、「自分たちの授業に乗ってきてくれるのか」、不安の中、お邪魔しました。

しかし、授業が始まると、子どもたちのエンジンはフルスロットルです!
「時間だよ~!」と声をかけても、集中のあまり聞こえていません。
小学生の熱心な姿勢に、杜陵高生も負けそうです


【1コマ目:4時間目】

イモムシ型ロボット「コード・A・ピラー」を使って、
1)ペットボトルの間をすり抜けるプログラム作成
2)240cmX180cmのエリアの中で、3台同時に動かして、「ぶつからない」「はみ出ない」ルールの中でのプログラム作成です。

子どもたちは自発的に会話をしながら、悪戦苦闘し、成功!歓声が上がります。失敗を恐れずに繰り返しチャレンジしていました。

素直な子どもたちの表情に、杜陵高生の不安も一気に解消です。

【昼休み】

何年かぶりの給食をおいしくいただきました。
懐かし~!」の連発です。

小学生の「電池」はいつ切れるのでしょうか?
体育館でドッチボールです。杜陵高生も本気でしたが、当てられました。
時間の合間を縫って、次の授業の準備にも余念がありません。


【2コマ目:5時間目】

ボール型ロボット「Sphero mini」を使って、
「正方形」の転がすプログラム作成です。
転がる角度に気を付けながら、頑張ってくれました。

続いて、「正三角形」に転がすプログラム作成です。
算数で習った内容を使って、「内角は60度だから・・・・・」→「あれ?うまくいかない」
そうです、プログラムに入れる角度は、「外角」です。
杜陵高生がヒントを与えて気づかせました。

この考え方が分かったグループは、「正六角形」にも挑戦してくれました。


早いグループは、「正十角形」までチャレンジしてくれました。
小学生おそるべしです。


授業を終えての感想です。

(千葉くん)
私は今回の授業を通して小学生の「独創性の凄さ」を実感しました。
自分では思いつかない方法で課題をクリアしていたり、何事にも諦めずに挑戦し、それを自分たちで応用して違う形で表現をしていたりしてとっても凄いと感じました。

(中村くん)
今回授業をしてみて想定よりどんどん進む子、思いもよらなかった方法を独自で編み出して進む子など、いろんな子がいる中で「答え」ではなく「過程」を教えなければならないと言うのは、改めて「人にものを教える」、ましてや「小学生に教える」と言うことの難易度の高さを実感しました。

(宮田くん)
小学生が一生懸命に取り組んでくれて嬉しかったです。初めて教えるという立場に立ってみてそれぞれつまづいている箇所が違く、1人も置いてきぼりにならないような教育をする事がどれほど困難か痛感しました。


杜陵高生3名は、情報系の進学を志望しています。
改めて、「自分の進む道」に対しての覚悟と大切さに気付くことができた機会となりました。

今回、授業の機会を頂いた、葛巻町立五日市小学校の校長先生はじめ、先生方、児童のみなさん、ありがとうございました。
素敵な自然環境の中で、愛情いっぱいに育てられていることに感激いたしました。